2011年11月14日月曜日

レメディーでも抑圧がある!

先輩や友人達に勧められて9月から英国発の講義の聴講をしています。
ホメオパシーの祖であるハーネマンの二大著書『オーガノン』と『慢性病論』の解説をメインにした授業なのですが、ホメオパシーの基礎を一から叩き直されているような気持ちになります。
そして改めてハーネマンという人の偉大さに感服もするのですが・・・。

授業の中で感じたここが肝心なんだけど、非常に難しいと個人的に思う部分をちょこっとお伝えしますね。
要はタイトルの部分にかかる話なのですが・・・。
ホメオパシー健康相談会にかかるクライアントさんというのは皆様(私を含め!)、何らかの症状を持っていて、それをなおしたくてホメオパスの所に行くのですが、不快な症状が消えたら「なおった!」と思って相談会に行かなくなることが多いのではないかと思います。
だけど、暫くしたら消えた筈の症状が戻ってきたりすること、ありませんか?
実はホメオパシーって相当に奥が深くて、症状が消えてからが勝負が始まることが多いんですよね。
わかりやすい例えをすると花粉症。
春先の花粉の季節、鼻水は出るわ目は痒いわで大変ですが、この時期はいうならば急性症状が出ている部分なんですよね。
花粉の季節が終われば症状もなくなるのですが、次の花粉の季節になると再び急性症状が出てくる、これは既に慢性病の域に達しているわけなのです。
慢性病の人は急性症状が出ている時だけレメディーをとっているだけでは駄目なのです。勝負は症状が出ていない時期。この時期に根本の部分にアプローチすることで次の花粉の季節になっても急性症状が出ない体作りをしていくのが理想の形です。
急性症状の時だけレメディーをとっていても、それは一種の抑圧にしかならないというのが結構ショックな情報だったりしました。
でも症状が出ていない時にレメディーとり続けるのって根気や根性がいるんですよね〜(あと相談会やレメディー代等の出費も必要だし)。
どうしたものか・・・、と思っていたら似たようなことを歯医者さんが言っていました。
「虫歯の治療が終わっても3ヶ月おきに定期検診に来なさい」ですって。
歯の治療もとりあえず、虫歯が治ればもうオシマイ!!! って思いますよね〜(笑)
歯科医師曰く、そ〜じゃないんですって。
健康な歯や体を維持したかったら健康だと思っていても定期的にメインテナンスはしていた方が良いよ、って話なんですよね(厳密に言うとホメオパシーの慢性病の場合はちょっとビミョーに意味合いが違いますが・・・)。

せっかくホメオパシーをはじめたとしたら、急性症状が消えただけで安心するのではなくガッツリ慢性症状にも取り組んだ方が長い目で見たらお得です。確かに根本をシッカリやれば急性症状も出にくくなりますもんね♪