2012年4月8日日曜日

何が科学的なのか

昨日、受講していた授業の中でオランダ人ホメオパス講師が言っていた言葉が結構印象的だったんですよね。
精神疾患の患者は心疾患の患者とは異なり血圧やコレステロール値等の数値による指標というのはなく、抗精神薬などの処方される薬も推測に基づくものであり科学的ではない・・・、みたいな話があってね。
例えば冬場の鬱病だったら抗鬱剤よりも太陽光の方が効果的である、とかいう話が先に続いていったのですが、個人的には「科学的でない」って部分にフォーカスがいっちゃいました(笑)
最近の日本ですと『ホメオパシーは非科学的でナンセンス』とかよく言われていますが、そう言われているホメオパス側の視点からするとアロパシー(現代医学)の方がよっぽど健康に悪くてナンセンスじゃーん、とか思っているというのもおかしいですよね。
目指す所は一緒の筈なのにね(でも方法論は180度違うし、長い目でみた時の結果も相当に違うと思います)。


ちなみに『ホメオパシーの目指す真の健康』というのは、いま出ている症状が消えることではなく、疾患自体が発症しないような体にすること、なんですよね(気が遠くなるような話になっちゃいますが)。
症状だけ消しても根っこが残っていたら意味がないというのは、雑草を連想していただければわかりやすいかな?
土の表面に出ている草だけ刈っても、根っこの部分が残っていたら、いつかまた草ぼうぼうの状態に戻っちゃうよって事です。


個人的には現代医学についての悪い部分について身をもって体験していることもあり「気が遠くなる程長くなってもいいからホメオパシーで真の健康を取り戻したい!」と思っていますが、人は色々な考えを持っていますので「誰もが皆、自分自身の健康を取り戻す為にもホメオパシーを選ぶべきだ!」などとは全然、思っていません。
ホメオパシー続けるのって結構な忍耐と根性も必要ですしね。
本当に健康になりたい人だけが選べば十分なんです。
『先のことなんて全く考えないで単に目の前から症状を消したい』というだけだったら、私は迷わず現代医学オンリーでいくことをお勧めします。実際、そっちの方が簡単で手っ取り早いことが多いですから。