2014年9月5日金曜日

火傷した直後には、患部を冷やさないで温める

最近、相次いで身近な人々が火傷をしたので、小さな火傷をしたときの処置の話をひとつ。

一般的には火傷をしたら『直ぐに患部を冷やす!』というのが常識だと思いますが、ホメオパシー的には真逆の見解である『火傷をしたら直ぐに患部を耐えられる程度の熱にさらす』というのが常識です(その後で、レメディーをとる)。
ホメオパシーは同種療法ですから、熱には熱で対処します。
刷り込みって結構凄くて、頭では理解していても自分で火傷したときでもすぐ冷やしたくなるんですけどね(^^;

見かけによらず(?)乱暴者の私は、ガスコンロの火に患部を近づけて熱にさらしますが、安全策としては耐えられるくらいのお湯に患部を浸すのがおすすめです。
再び熱にさらしているときは、ものすごーくチリチリとした独特の酷い痛みが患部を襲いますが、実体験談としては冷やしたときよりもその後が楽になるんです。
患部を冷やすと冷やしているときは痛みもそんなにないですが、冷やすのをやめると痛みが復活して長く続きますからね〜。
ちなみに患部をお湯で温めるときには蛇口の下ダイレクトの流水で温めるのではなく、コップやたらいなどに溜めたお湯に浸す方が刺激が少ないのでお勧めです(これは、どうしても水で冷やしたい! という人も同様です。流水って結構、肌に刺激があるんですよね・・・)。

さて。
なぜ患部を温めるのか?
聞いた話によると火傷したときに体の中に入った熱を体から外に逃がすため、だそうです。冷やすと毛穴が閉じて熱が内部に進行するけど、温めると体の中に入った熱がつられて外に出やすくなるとか・・・。

 ある程度落ち着いたら基本キットの中のCanth.(カンサリス)30Cを舌の下に入れて自然に溶かします。
5分経っても痛みがひかないようならリピート。
その後は痛みの状況によって30分後や1時間後に再度リピート。
患部には何も塗りません。

もし水ぶくれが出来たときには潰さず、キズパワーパッドなどの湿潤療法用のシートを患部に貼って対処します。

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シートを貼る前には患部を水道水でよく洗って下さい。そして1日1回はシートを替えますが、交換時にも患部を水道水でよく洗って下さいね。
シートを貼るときには消毒薬などを使用するのはNGです。

 *広範囲の火傷をした場合には、慌てず騒がず場合によっては救急車を呼ぶことも躊躇せずに病院に行くことをおすすめします。